賃貸でペットを飼うときの注意点!把握しておかないと大変な事に・・・!

このご時世になって自宅にいる時間が増えてきたこの頃。

そんな背景もあって実はペットを飼い始める人が増えてきました。
一戸建て等で飼うならそこまで心配はないのですが、賃貸等になってくると自分たちの問題だけではなくなってきます。
気を付けることもたくさんあります。残念な事に途中で大変になり飼うのをやめてしまう人も・・・

そんなことにならないよう、飼い始める前から賃貸でペットと一緒に住むための知識はしっかり理解しておく必要があります。

今回はそんな賃貸でペットを飼うときの注意点を紹介していきたいと思います!

注意①騒音

ペットを飼う上で問題となってくる1つが騒音トラブルです。

ペットによって起きる騒音も様々な原因があります。
それをひとつずつ見ていきましょう。

足音・着地音が下の階に響いてしまう

アパートやマンションなどの集合住宅では、ペットの足音が階下へ響いてしまうことがあります。特に、猫はソファなどの高いところからジャンプすることも多いので、たとえ体が小さくても、意外と大きな音が発生してしまいます。

鳴き声が隣室に響いてしまう

犬や猫を飼育する際には、鳴き声が隣室にまで伝わってしまい、トラブルにつながることがあります。特に深夜帯に鳴き声が発生した場合には、普段よりも音が目立ってしまう分、騒音トラブルになりやすいので注意が必要です。

ケージの金属音や爪とぎの音が気になってしまう

足音や鳴き声のほかには、ケージの金属音や爪とぎの音が騒音につながってしまうケースもあります。普段は気をつかっているつもりでも、飼い主が不在のときに発生している可能性もあるので、日常的に使用するケージや爪とぎ用の木材などはきちんと防音対策を行うとともに、設置場所を工夫することも大切です。

騒音対策

ペットを飼っているとどうしても起きてしまう騒音に対して、どのように対策していけばいいでしょうか。
お部屋の中でも対策するポイントが場所によって変わってくるので場所ごとに説明してきます。

壁の防音対策

壁の防音対策は、主に鳴き声によるトラブルを予防するうえで重要となります。いくらきちんとしつけを行っていても、完璧に鳴き声を抑えることは難しいため、壁は優先的に対策しておきたいところです。

具体的な方法としては、市販されている「吸音材のパネル」や「遮音材のシート」などで防音性を高めるといったものがあります。また、背の高い家具を隣室に接した壁に配置するなど、レイアウトの工夫で防音性を向上させることも可能です。

床の防音対策

床はフローリングのままでいるよりも、カーペットを敷いたほうが音は階下へ伝わりにくくなります。また、特に足音が気になるようであれば、市販の防音シートやコルクマットをカーペットの下に使用すると効果が高まります。

窓の防音対策

意外と見落としてしまいがちな音漏れの原因として、窓の防音対策が不十分であることが挙げられます。鳴き声が窓から漏れてしまうのを防ぐために、厚手の防音カーテンや遮音カーテンを使用して、音の通り道をふさいでおきましょう。

ドアなどの隙間をふさぐ

室内の防音対策を行ったうえで、それでも音漏れが気になってしまうという場合には、ドアや窓サッシの隙間から音が抜けている可能性があります。隙間が見つかったときには、市販の防音テープを使ってふさいでおくといいでしょう。

 

壁と床については音防止もそうですが傷の防止にもつながりますので基本的にはマストでやっておくべき対策です!

注意②ニオイ

ペットを飼う上でニオイの悩みはつきないものです。

ニオイもまた様々な原因があります。
ひとつずつ見ていきましょう。

体臭

体臭というと酷く聞こえてしまいそうですが(笑)
簡単にいうとペット自身から出てるニオイです。

特に犬にはアポクリン線や肛門腺があります。まずアポクリン線ですが、これはわたしたち人間の脇の下や口などにもあるものです。犬にはこのアポクリン線が全身にあるのです。そのためシャンプーやブラッシングを定期的に行わないと、犬の全身からアポクリン線によるニオイが発生するようになり、飼い主のお悩みの種となってしまいます。

つぎに肛門腺ですが、肛門腺には分泌液がたまっており、定期的に肛門腺絞りをしないと強烈なニオイを発するようになってしまいます。

口臭

口臭も、ペットのニオイの原因のひとつですね。
ごはんの時の歯に残った食べカスはニオイのもとになります。

ごはん

ごはんの食べ残しによるニオイです。意外と見落としがちなのがごはんの食べ残しです。
一度にたくさんのごはんをあげすぎたりすると、ペットが一度に食べきれず、ごはん茶碗に残してしまうこともありますよね。この食べ残しも、ニオイの原因になります。

排泄物

排泄物からのニオイが一番イメージつきやすいですよね。
だからこそ飼い主さんが気を付けているとは思いますが気を付けてもニオイしてしまう事も。

臭い対策

ペットのニオイの原因を解明したところで、いよいよ消臭対策です。
具体的には以下のような消臭対策があります。

・犬のアポクリン線からのニオイはシャンプーやブラッシングで軽減する
・犬の肛門腺は定期的に肛門絞りをする(トリマーさんに頼むほか、自宅でも可)
・ごはんをグルテンフリー(小麦粉なし)に変更することによって便のニオイを減らす
・口臭ケアには歯磨きをおこなう
・目やにや耳掃除もおこなう(犬のパグなどは顔のしわを拭いてあげる)
・排泄物は素早く片付け、トイレシートはこまめに換える
・ごはんの食べ残しはしっかりと片付ける
・ペット用脱臭機を使い、ニオイのもとを分解する
・みょうばん水スプレー、クエン酸水スプレー、重曹水スプレーを使う

最後のみょうばん水スプレー、クエン酸水スプレー、重曹水スプレーなどは、ペットにも安心して使え、自宅でも作れる便利な消臭スプレーです。
みょうばんなら500mlの水に15~20グラム、クエン酸や重曹なら500mlの水に小さじ1~2杯程溶かし、各々使ってください。
みょうばん水スプレー、クエン酸水スプレー、重曹水スプレーともに酸性のニオイにもアルカリ性のニオイにも消臭効果を発揮してくれますよ。

注意③傷・汚れ

ペット対策をせずフローリングや壁をボロボロにしてしまうと、原状回復費用が敷金では足りずに追加請求されることになります。反対にきれいに使えば差額が戻ってきます。退去時に高額な原状回復費用を請求されないためにも、ペット可賃貸に入居したら、壁や床などをペットから保護しましょう。

傷・汚れ対策

退去時に高額請求された!といったことにならないためには、できる限りキレイに部屋を使う必要があります。犬を飼うときに注意したいポイントと予防策を確認しておきましょう。

床の傷対策

フローリングの床は、犬の爪による引っかき傷が付きやすい箇所です。対策としては、カーペットやマットを敷き、犬が床に直接上がらないようにするのがおすすめです。また、フローリングは滑りやすいですが、マットを敷くことで滑りにくくなり、犬の足腰の負担を軽減する効果も期待できます。
床に傷防止のコーティング剤を塗る方法もありますが、自己判断で使用するのはNG。あらかじめ管理会社やオーナーに、使用してもいいかどうかを確認しましょう。

壁の傷対策

ドア付近や柱などは、犬が引っかいたり、かじったりしてボロボロになりやすい箇所です。いたずらしないようにしつけをすることも大切ですが、先ほどの床のように保護しておくのが確実。貼って剥がせる保護シートを使うのがおすすめです。
保護シートには半透明のタイプや、壁に合う柄の入ったタイプ、ペットの引っかき傷が付きにくいタイプなどもあります。このようなシートは壁の汚れ対策にもなりますので、まさに賃貸での室内飼いには必須といえるでしょう。

おしっこによるシミ対策

室内の汚れで特に注意したいのが、トイレトレーの周辺です。このあたりはこまめに掃除をしたとしても、どうしてもシミ汚れや臭いが付きやすいもの。
そのような場合はトイレトレーの周辺に防水シートを敷いたり、壁に防水シートを貼ったりすれば、汚れの対策になります。

注意④住まい探し

そもそもペットを飼う前にペットが大丈夫な賃貸かどうか調べる必要があります。
もし今住んでいる所に飼おうとしているようでしたら、大家さんや管理会社に確認をとる必要があります。

これから引っ越しを考えているのであれば、ペットを一緒に住んでも大丈夫なのかどうかを、不動産屋さんに事前に伝えて条件に入れてもらいましょう。

ただし、ペット可でも犬は良くて猫はダメ、ペットOKだけどペットを飼っている人はほとんどいない等色々と細かい問題もあるので事前に詳細を聞いておきましょう。
また、ペット可のお部屋は他のお部屋にくらべて相場より高い傾向にあるのでその辺も考慮して住まい探しをしてくださいね。

ご近所さんにはしっかり挨拶を

ペットの関するトラブルはやはり隣人関係が多いですよね。
一度トラブルが起きてしまうとお互い住みづらくなってしまいます。

ですのでこれは対策というほどでもないですが、最初に引っ越した時に両隣のお部屋の方と上下のお部屋の方にはペットを飼っている旨を伝えて、何か不満等あったらいつでも言ってもらえるようお話したり、良好な関係を築いておくとトラブルに発展する前にお互いの会話等で完結することもありますので、ご挨拶はしっかりしておきましょう。

もし近隣の方もペットを飼っていればペット仲間になったり良い情報交換も出来るようになるかもしれませんよ。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

ペットを飼うということは、家族が、命が増えるということです。飼い主になるには責任がついてきます。

ちゃんとペットの飼い方を理解して楽しいペットライフを過ごしてくださいね!

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